毎日17時に、自分宛ての報告書が届くようにした
9月21日から、毎日17時に「今日なにを出したか」の報告書が自分宛てに届くようにした。
書くのは Claude Code だ。材料は、その日のセッションのログと git のコミット。僕は何もしない。17時になると勝手に集計されて、ファイルが1本できる。

で、そこに1つだけ数字を足した。
「今日の成果物は、一般の社員なら何人日分か」
生成AIを使わずに、その職種の普通の社員が同じものを作ったら何時間かかるか。それを8時間で割って、人日にする。
人日の出し方は、単価表を1枚決めるだけ
成果物ごとに「普通の社員なら何時間か」を表にしておく。その日の成果物を1つずつ当てはめて、足すだけ。

コツは1つで、迷ったら表の値をそのまま使う。その場で値を作り始めると、日によって物差しが変わって、昨日と比べられなくなる。正確さより、毎日同じ物差しで測るほうが大事だ。
始めた週、1日あたりの人日は+57%
比べるために、始める前の日もログからさかのぼって同じ表で数えた。

+57%。
一般の社員の1か月(20営業日)は20人日なので、AIを使っているからとはいえ、普通の人の1か月分の仕事を1日でやっている計算になる。
正直、全部がログのおかげとは言えない。伸びた分の半分くらいは、自分で描いている漫画の作画が進んだからだ。
でも、ログがあったから気づけたことがはっきり3つある。
ログがあったから気づけたこと

1. 伸びていた分には、お金にならない作業もけっこう多かった
毎日の人日は、3色に分けてグラフにしている。

- 青:売上直結(受託・保守・提案・補助金の申請)
- 緑:製品(自社のアプリ)
- オレンジ:資産(漫画・音楽・コラム・社内の仕組み)
後半に伸びているのは、ほとんどオレンジ。全体は+57%でも、青だけ見ると+27%だった。
お金にならない作業が悪いわけじゃない。漫画も音楽も、あとで効いてくるかもしれない。なので、オレンジの作業は「将来、本当に必要な資産になるか」を毎日ジャッジすることにした。
2. 同じような指示を、何度も出していた
31日分の指示を見直したら、「そのファイルのフルパスください」が141回あった。1日4〜5回。
ほかにも、毎回会話で一から組み立て直している流れがいくつもあった。こういう決まった流れは、Claude Code の「スキル」にまとめて、1回の指示で済むようにしていく。
3. 決まった時間に、やったことを振り返れる
報告書は毎日17時に届く。なので、1日の途中で必ず一度立ち止まることになる。
今日は何をやって、何が残っているか。それが分かるだけで、夕方からの使い方が変わる。
なぜ、ログを残すと生産性が上がるのか
ランニングで、先に体験していた。
走るのにアプリを使っている。最初は1kmだった。それでも毎日、測るだけは続けた。
そしたら、いつのまにか2km、3kmと伸びていた。頑張って伸ばそうとした覚えは、あまりない。
最近は、1日15kmを超える日もちらほら出てきた。まあ、4時間くらいかけて、だけど。
測っていると、伸びる。

GitHub のコミットもそうだけど、やり出すと、毎日何か出さないと落ち着かなくなってくる。
仕事も同じだった。要するに、見えると、翌日の使い方を変えられるからだ。
体感の振り返りだと、「今日はけっこうやった」で終わる。人日で出ると、昨日より多いか少ないか、何が増えたかまで出る。少ない日は理由を探すし、ムダが見えたら次の日から消す。
もう1つ。1時間あたりではなく、1日あたりで見ている。1時間あたりは、長く働くと下がって見えるし、短く働くと上がって見える。一人でやっている会社なので、欲しいのは「今日、会社として何が出たか」だ。
始め方
やることは3つだけ。
- 毎日決まった時刻に、その日のログとコミットから報告書を自動で作る(Claude Code に頼めば書いてくれる)
- 単価表を1枚決めて、変えない
- 1日あたりの人日をグラフにして、上がっているかだけ見る
報告書を書かせているのは Claude Code で、ログ(JSONL)を読む小さな Python スクリプトと一緒に動かしている。
測っていると、伸びる。昨日より1%でもいいので、改善していく。
毎日コツコツ作業する人には、向いていると思う。1か月後に、またグラフを載せる。


