テーマを書くだけで、20ページの漫画を週2回。続けてみたら、40話になりました

11月1日、岡山市のももスタNoCodeBootCamp2026のオリジナルアプリ発表会で、漫画を作るための自作アプリ『name-maker』を発表しました。使ったスライドを、そのまま載せます。(リンク先は冬の回の案内です)

発表スライド1 name-maker 文章を書けば、漫画になるアプリ

このアプリで、ギャグ漫画『行政バグります!』を週2回連載しています。発表の案内役も、その漫画の3人(テツ、レナ、ショータ)にやってもらいました。

AIに漫画を描かせると、まず顔がぶれる

発表スライド2 課題 AIに漫画を描かせると、うまくいかない

AIに漫画を描かせようとすると、すぐに壁が2つ出てきます。

  • まとめて描かせると、コマごとに顔も服も別人になる
  • 1コマずつ頼むと、設定画と指示文を毎回コピペすることになる

1話は約20ページ、約100コマです。1コマずつ頼めば、コピペが1話で100回近く。それで、1話を最後まで描き切れませんでした。

設定画を、アプリが毎コマ付ける

発表スライド3 解決 文章から、3ステップで漫画に

name-maker は、文章から漫画までを3ステップに分けています。

  • 構成:ページごとの筋とセリフを、ふつうの文章で書く
  • ネーム:コマ割り・人物・吹き出しを、文章から自動で組む
  • 作画:1コマずつ、設定画と指示を自動で添えてAIへ渡す。出てきた絵から選んで採用する

顔がぶれないのは、3つめのおかげです。人物の設定画を、アプリが毎コマ自動で添えます。コピペ100回が、ボタン1つになりました。

描くだけじゃなく、連載を回すための機能

発表スライド4 特徴・工夫 描くだけじゃない。連載を回せる
  • 設定画を毎コマ自動で添付:立ち絵・顔アップ・表情集を人物ごとに登録しておく
  • AI編集者チェック:ギャグ連載の編集デスクの目で採点して、直すコマと直し方を返す
  • カラー対応:白黒の原稿をAIでカラーにできる。新しい話は最初からカラーで描ける
  • 英語版も、公開まで:吹き出しを英語にした版を作って、Webリーダー・ニコニコ・pixiv・Kindleへ書き出す

スライドでは、AI編集者チェックで34点を付けられたコマを直したら、97点になった、という小ネタも入れました。

約40話、週2回の連載で使っています

発表スライド5 実際に作者ひとりで、週2回連載中
  • 制作した話数:約40話
  • 1話:約100コマ(約20ページ)
  • 更新日:毎週、月曜と木曜
  • 公開先:Web・ニコニコ・pixiv・Kindleの4か所

※2026年11月1日時点で、公開しているのは20話までです。

白黒版も、カラー版も、英語版も、全部このアプリで作っています。

ネタは、先週のニュースから拾っています。発表では、10月26日の「西山朋佳さんが棋士への編入を表明」が40話「待った、なし」に、10月22日の「ドラフト会議で14歳の中学生捕手が育成5位で指名」が41話「背番号は三ケタ」になった例を見せました。

漫画は、こちらのWebリーダーで無料で読めます。公開のようすは、1〜10話をニコニコ漫画・pixivで公開したときの記事にまとめています。

まったく別の漫画も、作品を切り替えるだけで描けた

発表スライド7 ほかの作品でも まったく別の漫画も、描けた

同じアプリで、読み切り『時計の止まった島』(30ページ・フルカラー)も描きました。アプリの中で作品を切り替えるだけで、絵柄も人物もまったく別の漫画になります。ギャグの『行政バグります!』とは逆の、静かな話です。

描いていて何を考えたかは、こちらの記事に書きました。

And More:漫画のあとは、事業でも役に立つ

発表スライド9 And More 漫画のあとは、事業でも役に立つ

発表の最後の手前に、もう1つだけ入れました。AIに任せる仕事は、漫画だけではありません。会社のフォルダの中でも、探す・要約する・整理する、はAIの仕事になります。

そのためのアプリが、FolderOSです。Microsoft Storeで無料でダウンロードできます。スライドでは、CM「会社どこ行った編」(67秒)を入れました。

今後:だれでも漫画を描けるように

発表スライド10 今後 次は、だれでも漫画を描けるように

今後やりたいことは3つです。

  • ほかの作品でも使える形にする:達成。読み切り『時計の止まった島』を描けました
  • 全話をカラーと英語版にする:達成。海外の読者にも届けます
  • 漫画を描きたい人が使えるアプリにする:いまは作者ひとり用です。絵が描けなくても、話が作れる人へ

3つめは、これからです。その前に、ほかの作家さんに使ってもらうのが先、というのが発表の結びでした。

漫画はこちら

https://tsubasagit.github.io/gyosei-bug-reader/?src=tsubasatech

ニコニコ漫画:https://manga.nicovideo.jp/comic/86828

pixiv:https://www.pixiv.net/user/129850029/series/360684

※2026年11月1日時点の公開は、20話までです。

※構成・セリフの検討と、作画・彩色に生成AIを使っています。

この記事は note にも載せています。
https://note.com/tsubasatwi/n/n8be07a5784e6

この記事を書いた人

tsubasatwi( つばさ)

国立工業高専卒業(新居浜工業高等専門学校)
「イベント×IT×営業」のカスタマーサクセスマネージャーとして活躍。セールス→構築管理運用まで全体プロジェクト管理の豊富な経験あり。

・主にITに関するイベント集客/法人営業/開発を担当
・大手通信会社を中心にエンタープライズのIT導入を担当(B2B)

DMMで日本初の NoCodeサロン を運営
「NoCodeCamp プログラミングを使わないIT開発 」
https://lounge.dmm.com/detail/2549/