CoderDojo稲城 2026年9月 開催レポート|射撃ゲームの弾数制限・焼きなまし法・スケボーゲーム

2026年9月13日(日)13:00から、CoderDojo稲城の第101回を開催しました。今回は4つの発表がありました。前回作った射撃ゲームの改良、Scratchで指先の動きを読み取るゲーム、夜のプログラミングコンテストに向けた最適化アルゴリズムの勉強、PythonとJavaScriptで作っているスケートボードゲームです。その内容と、次回までにやることをまとめます。

※参加者のプライバシーに配慮して、名前は載せず、子どもの顔はぼかしています。

CoderDojo稲城 2026年9月の集合写真
今回の参加者で集合写真

開催概要

第101回
日時2026年9月13日(日)13:00〜15:00
会場稲城市立iプラザ(東京都稲城市若葉台2-5-2)
形式作ってきたものの発表と、みんなで質問・アドバイス
テーマ射撃ゲームの改良/指先で遊ぶゲーム/最適化アルゴリズムの勉強/スケートボードゲームの作り込み

1. 射撃ゲームの改良

前に作った射撃ゲームに、弾の数の制限を入れました。難易度は初級・中級・上級の3段階です。

  • 初級:弾数は1万発。ずっと撃っていても実際には減らないので、「無制限」と表示したほうが分かりやすいのでは、という意見が出ました。
  • 中級・上級:弾数をいくつにするかを話し合いました。上級は弾が回復するスピードを少し速くしています。
  • 最高スコア:弾数制限を入れたあと、全部の的に当てた記録で最高スコアを更新しました。制限の分、前の記録より約1万点低くなっています。
プロジェクターに映した射撃ゲームを操作しながら発表する様子
射撃ゲームを実際に動かしながら発表

次は、ステージに「奥行き」をつけた、もっと大がかりな作りにする予定だそうです。

2. 指先の動きで遊ぶゲーム

Scratch(スクラッチ)の拡張機能を使って、カメラで指先の位置を読み取り、線を描いて点数をつけるゲームを、実際に動かしながら発表してくれました。指は関節ごとに読み取られますが、右手か左手かは区別しない仕組みです。

カメラの映像がカクカクするのは処理が重いからだと確認できました。ほかにも、ゲーム終了のメッセージをいつ出すか、人差し指と親指の組み合わせで操作できないか、といった意見が出ました。

指先の動きで赤い線を描くゲームをプロジェクターに映したデモ
指先の動きで線を描くデモ
プロジェクターに映したScratchのコード画面
Scratchのコードを見せながら仕組みを説明

3. 最適化アルゴリズムの勉強(局所探索法と焼きなまし法)

その日の夜9時から始まるプログラミングコンテストに初めて出るため、事前に勉強した内容の発表がありました。テーマは「ヒューリスティック」です。

  • 局所探索法:最短ルートを探すような問題で、今の答えを少しずつ変えて、良くなったら採用する方法。
  • 焼きなまし法:確率(ネイピア数 e を使った式)で、ときどき少し悪い答えもわざと採用しながら、全体として一番良い答えを探す方法。局所探索法より行き止まりにハマりにくいのが特徴です。
  • スコアと評価:2つの方法でスコアを比べたうえで、コンテストでは「決められた実行時間の中で、どれだけ良い答えを出せるか」で評価される、という説明がありました。
焼きなまし法を説明するグラフをプロジェクターに映した様子
グラフで焼きなまし法の考え方を説明

4. スケートボードゲームの作り込み

PythonとJavaScriptで作っているスケートボードゲームの発表です。

  • コースの修正:コースから海に突っ込んでしまうなど、粗かった部分を直しました。コースの見た目や位置は、AIと人が協力して調整しているそうです。
  • 設定画面:スピードを調整できます。
  • 音と動き:コンクリートの上を走る音や、左右に曲がるときの遠心力を表現しています。
  • コードの共有:コードはGitHubで公開されていて、誰でも使えます。

次回までにやること

作品やること
射撃ゲーム初級の弾数を「無制限」など分かりやすい表示に変える
射撃ゲームステージに奥行きをつけ、大がかりな背景や構造を作る
スケボーゲームカメラが不自然に飛んでしまう不具合を直す。ゲーム終了時の動きを調整する
共通不具合が出たら、その場でスクリーンショットを保存しておく(直すときに必要な情報を残すため)

ふりかえり

Scratchでカメラ入力を使う子、GitHubでコードを公開する子、競技プログラミングの最適化手法を自分で調べて説明する子と、今回はレベルも道具もばらばらでした。それでも「弾数1万発は無制限と同じでは?」「カクカクするのは処理のせい」のように、お互いの作品に具体的な意見が出るのがDojoの良いところです。

次回の第102回は、2026年10月25日(日)13:00〜15:00の予定です。申し込みはDoorkeeperのイベントページから。見学だけでも歓迎です。

CoderDojo稲城を運営するイナギテックのホームページはこちらです。

この記事を書いた人

tsubasatwi( つばさ)

国立工業高専卒業(新居浜工業高等専門学校)
「イベント×IT×営業」のカスタマーサクセスマネージャーとして活躍。セールス→構築管理運用まで全体プロジェクト管理の豊富な経験あり。

・主にITに関するイベント集客/法人営業/開発を担当
・大手通信会社を中心にエンタープライズのIT導入を担当(B2B)

DMMで日本初の NoCodeサロン を運営
「NoCodeCamp プログラミングを使わないIT開発 」
https://lounge.dmm.com/detail/2549/