FlutterFlowでリストから選んだものを次のページに表示させる方法(次のページにデータを送る)

こんにちは、NoCodeCampのツバサです。

今回は、FlutterFlowでリストから選んだものを次のページに表示させる方法です。


FlutterFlowって何?って人は、【ノーコード入門】Flutterflowとは? スマホアプリApp StoreやGoogle Playも両対応できるアプリが作れるツールを解説 で説明してますので一読下さい。

今回やりたいこと

リストで表示されたものを押すと、次のページで詳細が表示されるように作っていきます。

事前知識/目的(データセット)

大前提として、データの受け渡しをするためには、
1.パラメーターを定義
2.パラメーターを送る 
3.パラメーターを受け取る という3つのアクションが必要です。

そのため、受取するためのPage を2つ用意おく必要があります。
今回は、以下の2つのページを用意しておきます。

 Search page ・・最初に表示されるListのページ
Detail    ・・リストを押した時に表示されるページ 

Search pageには、ListViewでリスト一覧を表示させておきます。

Detailのページは、ImageとTextを適当に配置しておきます。

FirestoreのデータはCitesとしてます。

1.パラメーターを定義する

まず、ListページからDetailページへのリンクを作りましょう。
ActionからNavigate toを設定します。Navigate先は、今回はDetailになります。また、Parametersの項目があるので、Defineを選択します。(あらかじめParametersを作っている場合はPassでOK)

Defineを押すとDetailに飛びますので、Parametersを定義します。今回は、parameters1citis1detail と名前をつけました。typeは、今回Documentとしてます。



なお、Typeについては以下の種類があります。

  • Integer : 100、4302、50000 などの数値を渡すために使用します。
  • Double : 12.43、3233.50、65.5666 などの 10 進数を渡すために使用します。
  • String : タイトル、説明などのプレーン テキストを渡すために使用します。
  • Image Path : アップロードされた画像の URL を渡すために使用します。
  • Video Path : アップロードされたビデオの URL を渡すために使用します。
  • Audio Path : アップロードされたオーディオの URL を渡すために使用します。
  • Boolean : True または False の値を渡すために使用します。
  • Document Reference: ドキュメントの参照を渡すために使用します。例えば、ユーザー参照をもとにユーザーの詳細情報を取得することができます。
  • Document : 実際のドキュメント (つまり、Firestore ドキュメント) を渡すために使用します。たとえば、todo アイテム全体を次のページに渡します。
  • Timestamp : 日付と時刻の値を渡すために使用します。
  • JSON : JSON 値などを渡すために使用します{"firstName":"John", "lastName":"Doe"}
  • TimestampRange : 開始日時と終了日時の値を渡すために使用します。
  • Lat Lng : 特定の場所の緯度と経度を渡すために使用します。
  • GooglePlace : GooglePlace データを渡すために使用します。

2.パラメーターを送る

Detailページで、Confirmを押すとSearchPageに戻ります。parametersに先ほど定義したParameters(parameters1citis1detail)が表示されていればOKです。

データを定義してから、データーを送るまでの操作動画も取りました。

3.データを受け取る

最後に、データを受け取るページ(detail)のページで、送ったデータを受け取ります。
imageから、 Path でImageが入っているPathを指定してください。

テキストデータも同様にSet from Variableから設定していきます。

設定は以上です。動作ができるか?確認してみてください。

注意 
実装にあたり、データを送る際にはプレビューモードでは動作しないので、
必ず、RUNかTestモードで動作を確認するようにしてください。

まとめ

FlutterFlowの記事をこちらでは初めて書きました。

やってみると、数分の作業ですが、結構確認するのは、1,2時間ほどかかってます。FlutterFlowでデータを送るのは、公式ドキュメントの、Passing Data  で詳細説明してますので、こちらも見てみるとより理解が深まると思います。

それでは、今日も良いノーコードライフを♪

この記事を書いた人

tsubasatwi( つばさ)

国立工業高専卒業(新居浜工業高等専門学校)
「イベント×IT×営業」のカスタマーサクセスマネージャーとして活躍。セールス→構築管理運用まで全体プロジェクト管理の豊富な経験あり。

・主にITに関するイベント集客/法人営業/開発を担当
・大手通信会社を中心にエンタープライズのIT導入を担当(B2B)

DMMで日本初の NoCodeサロン を運営
「NoCodeCamp プログラミングを使わないIT開発 」
https://lounge.dmm.com/detail/2549/